2018年6月15日金曜日

未読のままに

 未読のまま棚に並んでいる渡辺京二の本の数が半端ではない。けれどもまた購入してしまった。今年で88歳になるので、失礼ながら残された時間は然程多くはない。だからという訳ではないがこの人の新刊が出ればなるべく購入するようにしている。
 未読の本が増えることで自己嫌悪に陥るときもあるけれど、誰かの言葉を思い出す。それは、読む本だけを買うのではなく、その時々に読みたいと思う本を買っておくのは無駄なことではなく、買い求めることでそのときの自己を確認することにもなる、というようなことだった。

 渡辺京二の著作は2007年からであり、切っ掛けは、さもありなんと指摘されるであろうが『逝きし世の面影』を読んだことからだった。しかし、その後眼を通した本はもう一度読み直さねば、との思いが強い。なぜなら、随分と浅い読み方だったとの悔いが残っているから。

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